10.20.2015

チビに見えないけどチビな犬の体重管理

キャっちゃんはねー、キャスカってゆうんだほんとはねー♪ だけどちっさいかーらー、自分のことキャッちゃんてゆうんだよー♪

先日、新太君のところでチビに見えませんねえと言われたキャスカですが、チビなんですよ。写真でご存知の方が実際に会うと、思っていたより小さいとおっしゃることが多いから、写真写りがデカイのだろうか。先代が32kgのがっしりラブだったので、キャスカとお見合いした時の私の第一印象は「ちっさ!!」。いろいろある呼び名バリエーションに、チビとかチビ子もあるのだった。


さて、夏の旅行続きによる疲れとランニング増加が影響したのか、やや体重が落ちてしまったキャスカ。夏の終わりに、むむ痩せたか? お尻と腿の骨が触りやすくなってしまったではないかーと思って体重をはかったら、14kg台前半になってしまっていた。家ではかるときは、朝昼晩とはかっておおよその平均値を見ることにしています。

我が家に来たばかりの頃は13kg台後半。合うフードを探すのにしばらくかかったり、フードを増やすとおなかがゆるくなってしまったりで、理想体重の15kgにリーチして安定するのにはけっこう時間がかかりました。たかが1kg、されど1kgの壁。

(リーチと言えば、近頃うちの夫はマイケル・リーチとあだ名をつけられたらしい。ヒゲの類似だけでそれってどうなの、キャプテン・リーチも心外なのではと思うけれど、嬉しそうだからまあいっか)

8月中旬からフード量を増やして(1日90kcal - つまり10%強アップ)様子見。なかなか戻らなかったんだけれど、このあいだの肉球ケガでランニング量が減ったのが幸いしたのか、2か月かかってようやく15kgに戻った~。これから寒くなるし、よかった。


BCS(Body Condition Score)的にはキャスカは2.5くらいを目安にしていて、今はちょうどいい感じに。しかし犬種と個体差による違いも大きいし、BCSはあくまで主観的な判断によるもの。サルーキとかマスティフとか、特性が際立つ体型だと飼ったことないとさっぱりわからなそう

客観的かつ定量的な指標として優れているのは、体脂肪率。最近日本では獣医さんの導入が増えたという体脂肪計なんだけど、残念ながらこちらではいまだ出会えず。日本にいた時にお世話になっていた獣医さんでも導入予定だったが、その前に渡英してしまったためにはかれずじまいです。

花王ヘルスラボ 世界初「犬用体脂肪計」の開発に至るまで
ヘルスラボ犬用体脂肪計 導入動物病院リスト

体脂肪計の普及にともない、さらに役立つ指標にしようと、犬種別適正値データを取得する試みをテーマにした論文(?)を見つけて読んでみた。セターでもお座敷失業犬なのか、実猟犬なのかできっとぜんぜん違ってくるはずよね。

10年前だったら考えもしなかった犬の体脂肪。気にし過ぎもどうかと思うし、疑い深いのでどこまで信憑性あるの~とかも考えたりするけれど、まあ人間と同じで、隠れ肥満とか隠れヤセとかが簡易にわかるようになったらいいな。


体重とあわせてそういえば...と思って見返したのがこちら。キャスカの3サイズ、もとい、4サイズ公開。


渡英するときの諸々手続きのなか、業者さんがくれた親切チェッカー。イギリスは動物福祉の観点から輸送ケージの規定が厳しいため(例: ケージの高さは犬の自然な状態の立位において、頭頂からケージの天井まで10cmの余裕を確保すること etc)、そりゃもう何度も測りました。搭乗時にNGが出るとか、おそろしすぎる。

うそでしょーと思ったのが肩幅。15cmっていったい。でも本当です。意外と狭いの。おかげで(?)横幅はスッカスカのバリケンP400で空を飛んだキャスカなのでした。

チビさがわかる、比較画像 with ポインターとゴールデン

後ろ姿はさらにわかりやすい


体重管理のフード量の目安にしているのは、我が家ではカロリー。体調やうんこを確認しながらというのが一番大事だけど、カロリーをログしておくとフードを変えた時にも比較検討がしやすい。いま現在フードは朝晩125gずつのトータル250gをあげている。オリジン・アダルトは398kcal/100gなので、995kcal/1日という計算。これに加えて、日によって差はあるけれどトレーニング・トリーツやローハイド、フィッシュスキンなどを1日~100kcalかと。

急に増やすとやっぱりおなかがゆるくなるため、増やす時は+10%あたりから様子見。今回は+10%でうまいこと戻ってくれたので、このあとはどうしようかな。また少し減らそうかな。

ちなみにメーカー推奨給餌量だと、アクティブな犬で200g(=796kcal)とあるのでキャスカにはかなり多めにあげていることになる。カロリー計算上だと「軽い労働を行っている犬」に相当する感じ。ためしに重い労働を行っている犬にして計算すると、すごいカロリーになる。ハテ、どんな犬を想定しているのかしら。警察犬とか探知犬かしら。

1年半前の比較画像 with ラブけねお

ちょっと痩せてたけど、ようやく体重がもとに戻ったぜイエイ、という話を書こうと思ったのに、また例によってだらだらと長くなってしまった。文章は増量じゃなくて減量すべしね。

あ、文章だけではありません。我が身を省みれば、りっぱなBCSレベル4であることにガクゼン。「腹部も締りがなく垂れ下がる」っていう指標表現がおそろしすぎる件。


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9 件のコメント:

  1. キャスカちゃんもちっちゃいんですよね~(^^)
    片手で抱けるサイズ、カワユイんです♪
    いい体型の時に15キロなら、
    もなかより、ほんの少しだけ(たぶんわからないくらい)大きいです。
    もなか、13.7キロ。
    やっぱり標準的な活動犬よりも多めフードを食べてます。

    いくら食べても肉がつかないな~、と思っていたのですが、
    最近、他のセターズに会うと、もっと細い子も多くて、
    もなかは意外といい筋肉ついてるな、と思うようになりました。
    キャスカちゃんも、いい筋肉だろうな~(*^^*)
    触りたい(*^^*)

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    1. もなかママさん、コメントありがとうございます☆

      そうなんです。ちっちゃいんですよ~。でも、体長が長いせいでしょうか、片手だとちょっと無理かも(^^;) もなかちゃんはあの筋肉質な体で14kg弱ということは、キャスカより体格自体はけっこう小柄かもしれませんね。肩幅は何センチかしら?(笑)

      おそらく基礎代謝が高いのでしょうね。肉がつかない上に夏のあいだは何回か旅行に行き、連日ロング散歩をしたり70kmトレイルランしたりしていたら、明らかに痩せてしまいました...来年のホリデーは気をつけなくては~。

      筋肉はどうなのかしら、見た目だとうっすらな感じで、触ってもあまりムキムキしていません。ありがたいことにフリーランがたくさんできる環境なので、しなやか柔らか筋肉がどんどん育つといいなーと思っています(^^)

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  2. ボディコンディションスコア。我が身を当てはめると真っ赤で更にベッカンベッカン点滅してそうな件。アバーー‼

    数年前にマハロの体脂肪率を計ってもらったとき、なんと30%台でしたよ。ダメ飼い主の烙印を押されたようで先生に「計りなおしてください」って凄んだ経験アリ。半年後には20%台になってたけど私、あれはとても怪しいと踏んでます。(怪しいモノであれという願望か?はたまた恨みか?)

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    1. MAHAっちょさん、コメントありがとうございます☆

      「肋骨・背骨共に所在がわからない」...って、まさにホラーでしょ!? ゾンビもまっさおよ~。「腰の くびれも ない」なんて、もう自由律俳句かってくらいに不条理ですよ(← 違) こんな散歩ばかりしているのに、なぜ私は太るのでしょうか?

      マハロちゃま、健康管理記録で体脂肪をログされていましたよね。はかれていいなーと思っていたのですが、そうか、やっぱりアヤシイのね...orz 体内水分量に拠ってるから、人間のだって時間帯によって数字違いますものねえ。定点観測できるのはうれしいから、だんだん性能があがっていかないかなーって、やんわり期待したい、かもー。

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    2. ps. マハロちゃまのあの体型で、30%はアリエナイ!(笑) 凄んだMAHAっちょさんも素敵だわ。

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  3. 只今TOMOMITさんのコメントを拝読したところです。(ははー私達、ホントに船便のような文通ー)

    うちの相方もキャスカちゃんの写真は見ているんですが、Eセッターが15kgだとは信じてくれなくて、、、。
    プロポーションからもやっぱり大型犬だから写真ではなかなか伝わらないのでしょうね。でも比較画像でやっぱり小さい!うー、実際に会ってみたいなぁ。(ちなみに、ぽっちゃりポインターさんも珍しいですね。かわいい。。)

    運良くうちの犬たちはフードをあまり気にせずに済んでいますが、元野犬くんはやはりうちに来た当時、見るからに栄養失調で、ドッグフードを食べないという野良独特の嗜好を持っていたので、少し苦労しました。その為、カロリーとか気にせずに、とにかく肉!な生活。その後はトレーニングで効果的なフードの選択と、確かに体脂肪が気になってきました。。。もちろん自分のも。。。

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    1. akaさん、いらっしゃいませー☆

      いまドイツ訪問してお返事読んできました。このスピードデジタル社会において、船便文通。味わいがあってわたしゃ好きです(笑) 高校生の時分、海外にペンフレンド(死語か!?)がいたクチなのです。

      機会がありましたら、ぜひ相方さんと実際に見に来て欲しいなあ。もしくはEUパスポートで北ドイツまでロードトリップしようかな!? ほんとに15kgなんですよ~。こちらでも驚かれることは多いのですけれどね。スパニエルのクロス?と訊かれることがあります(^^;)

      セターにすっかり魅せられていろいろ調べてみると、血統で英系・米系によってもだいぶサイズに幅はあるようです。ルーエリン・セターと呼ばれるタイプだと15kgくらいのこもけっこういるとか。また、日本だとムーアではなく山中での猟が多いから、小回りのきく小型なセターが好まれたというのもあるかも?

      写真のポインター、ナナちゃんは昨年骨折のリハビリ期にお肉がついちゃったみたい。ダイエットの成果が出て、今日お会いしたら27kgの理想体重に戻ってシュッとしていました~。ぽっちゃりも可愛かったけれど!

      マイ嬢、野犬時代は何を食べていたんだろう...狩りかな。お肉パワーで今のツヤツヤ・マイになったのですねえ。うちの夫婦は渡英後に、順調に体重・体脂肪ともに右肩上がり。夫婦あわせて1年半で10kg増量です。きゃああああ。

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  4. キャスカちゃん、14~15kg で小ぶりなんですね。
    コルクは我家に来た時がやせっぽちの14キロで、今がベストの18キロ。
    体高や体長はベンチのサラと同じぐらいあるけれど22kgのサラよりはかなり痩せています。
    コルクも同じくフードを増やしすぎるとお腹がゆるくなる。
    コルクのように、食べてもあまりお肉が付かない子のことを、猟犬に詳しい獣医さんは「ドライタイプ」と呼んでいました。で、これはこれでいいと。
    コルクは1000cal/日で、運動量によって多少変えていて、サラは700cal(でも少しぽっちゃり)
    都会ではリード付きのお散歩のみなのですが、右に行ったり左に行ったりまあよく動くので、運動量が多いのでしょうね(笑)

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    1. コロママさん、コメントありがとうございます☆

      以前コメントでコルク君が米系と書いていらして、勝手に大柄なイメージだったので意外です。サラちゃんも、30kgクラスのベンチさんを想像していましたー。

      やっぱりお腹がゆるくなってしまいますか。セターは良いお肉をつけるのがむつかしいですね。ドライタイプっておもしろい呼び方! 先代が「ウェット」(?)なラブだったので、いつも家族で太らせてはならぬ~と気をつかっていたので、今は逆の心配をよくしています(笑)

      1,000kcal/日ということは、キャスカとだいたい同じか少ないくらいですね。旅行中に長時間走った日は、ハンガーノックが心配でせっせと合間に食べさせていたものの、この夏は私も不慣れで痩せさせてしまったので、もうちょっとこまめに調節してみようと思いました。しかし、燃費のやたら良い飼い主としては、この燃焼率がうらやましい限りなのでありました。

      一緒に歩いていても、確実に数倍は動いていそうだから、基礎代謝もあがっちゃうんでしょうね。あっ、一緒に左右に動き回ればいいのか!?(笑)

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