私的ヒット商品、ひっつきむしを取るならコレだ

秋冬のお悩みは泥汚れだけど、春夏は大量のひっつきむしに困っていた。サザンなビーチにお住まいのM嬢の記事を見て、わんぱくセターオーナーはみなさんどうしているのかしらねーと思ったので、我が家の重宝アイテムをご紹介。こちらに来てからちょいちょい買っている犬グッズのなかでも私的ヒットなんである。



こんなところや、

こんなところを日々走っていると、

ここは旅先だけど

そりゃもう幸せなんだけど、

犬の全身にひっつきむしがつくワケで。。

 

ひっつきむしとしても子孫繁栄に必死なんだろうけど、細くて柔らかい毛に絡みつくとほんとに取れなくって。ついてくる実を観察すると、オナモミ、ヤエムグラ、センダングサとバリエーションも豊か。

なんでこんなに絡むんだろうと調べてみたら、ひっつき系の実の小さな棘は、先端が鉤状になっていたり「返し」になっているのだそう。へぇー！である。なにやら、マジックテープはこれをヒントに発明されたとか。

最もよく使われているタイプの面ファスナーは、「ループ面」と「フック面」の組み合わせで固定するもので、「ベルクロ」[Velcro](商標)と呼ばれる(日本での商標は「マジックテープ」)。発明者はスイス人エンジニアde Mestralで、山歩きのときに衣服や連れていた猟犬にくっついたゴボウ属(キク科)の「ひっつき虫」を観察して着想を得た(1941)という。

（画像・解説ともこちらのサイトからお借りしました）

うーん、拡大写真を見れば、取れないのにも納得です。植物の戦略進化ってすばらしい。キャスカと野原歩きをしてなければ、知らなかったことがたくさん。

で、ひっつきむしシーズンに活躍したのがこちら。「コートキング」です。

スキ刈りできる熊手ちっくな用具で、もともとの用途は毛玉の手入れやアンダーコートのある犬のトリミングだそうですが、いやもうバッチリ。実猟犬のように毛を減らしたらちょっとはマシかなと思ってグルーミンググッズコーナーをうろうろしていたら、親切なグルーマーのお姉さんがこれを薦めてくれたのだった。

野生生物にひっつけばよかったのにね．．．

多少毛も一緒にカットされてしまうけれど、これがひっつきむしで絡まった毛を梳くのにバッチリ。おもしろいようにサクサクと取れます。絡まった部分だけをそっと押さえて梳けば、カットされる毛も最小限ですむ。毛玉ができてしまった場合も同様。

これまで、ブラシや指ではどーにもならん、、という時はハサミで毛ごとジョキジョキやっていましたが、ハサミより安全だし、カットの分量やら方向やらをあんまり考えないでいいから早いし、なんといってもナチュラルな仕上がりに。そしてほとんど力をかける必要もないので犬も痛がらない。

「くるしゅうない。とってたもれ」

ある程度、実が取れたらブラシでもほぐして毛玉防止。最初の頃は緊張感満載だったキャスカも、イガイガたちを取ってもらえると学習したようで（やっぱり絡まったままだと痛かったり、気になったりするみたい）、リラックスして途中から寝ちゃったりする。


キャスカはお薦めされた「12枚刃」を使用。ちょうどいい感じ。日本でも販売していて、このあたり↓のサイトの解説が丁寧でした。※ただし値段は割高な感じ。こちらでは20ポンド（≒4千円弱）で入手。

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■細毛犬オーナーの方で、ほかにおすすめアイテムや、毛をまったく切らずにひっつきむしだけ取る良い裏ワザなどあれば、ぜひ教えてくださいませ～■


追記： ひっつきむし取りや部分トリミング用に使うのなら、12枚刃ではなく10枚刃でも十分だな．．．とふと思った。アンダーコートも、無駄毛除去するほどの毛量も、そもそもナイわけで！


おまけ：

コートキングを買う前、ハサミとバリカンで耳毛をトリミングしていてですね、、、、
（※脂漏症なので、とくに夏場は蒸れと汚れで外耳炎になりやすく、予防のために毛量削減しています）

飼い主が不器用すぎてオカッパになってしまった犬。その際は、すまんかった。





  


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