このあいだヒヤッとする出来事があり(むしろギャーッと、か)、トレーニングのヒントはないかのぅ~と漠然とYouTubeを徘徊していたら、なんともいえぬ良い動画を見つけた。
そのいち。
2歳と4か月のアイリッシュセター(ワーキングライン)のトレーニング動画。ポイントはなかったが雉を見つけたとのこと。同じ犬の1歳半頃の動画も拝見したが、リコールは完全。大切に育てられているのがスクリーンを通じて十二分に伝わってきた。スーパー・ハイスピードでフィールドを縦横無尽に探索しているが、セルフではなくホイッスルとハンドシグナルで常にコミュニケーションを取っているのがわかる。体全体で切っている風が、見えるかのよう。
付けられたコメントがすべてを語っているね。
「ほんとうにほんとうに良いアイリッシュセターだね。喜びにあふれたギャロップ。素晴らしい出来、良い音楽、ありがとう」
そのに。
ベンチEセターのハンティング動画は初めて見た。ひっつき虫がついたらえらいことになりそうだ。
ゴージャスなコートをふぁっさふぁっさと揺らしながらの優美なセットも迫力があるが、それ以上にアイスランドのロケーションがど迫力だ。セットから、フラッシュのコマンドを受けて、するするすると鳥(ライチョウ??)に迫る姿はあまりになめらかで、空をゆくファルコンのようだなあと思った。
むむっと心魅かれるセター動画を見ると、以前は自分にも引き出しが少なくて見当もつかないものだから(← ブロ友さんの言葉を借りると「犬飼い初心者になりさがった」のである)、「どうやって教えるんだろう」と手法が気になっていたけれど、最近は犬の雰囲気全体だったり、飼い主との無言の会話のようなものがより気になるように。家庭犬であれば以前からそうだったから、???が多かったセターが日常になったということかな。
とはいえ犬はみんな違うから、トレーニングの解は因数分解では出てこないし、特に保護セターの場合は「呼び戻しはこう教えましょう」なんて正解はない気がする。仔犬の頃から育てる場合の定番スタイルはあると思うけれど。だからこそ試行錯誤がおもしろくて続けられるんだ、というのは2年たってようやく腹におちたのかな。子育てと一緒かしら。育てたことないけど。
しかしあまりにうっとり動画なものだから、途中からヒント探しはうっちゃって、アイスランドシリーズに見入ってしまった。アイルランドもいいけどアイスランドもいいな。私の中では火山とビョークとシガー・ロス(とヨンシー)と温泉の国。行ってみたいぞ、アイスランド。
許可していないので、あまりブログに登場しないキャスカのセット&ポイント。ローヘッド・ローテールです。バリバリの動画を見た後だと、やっぱりお座敷セターで雰囲気もソフトだ。
毎度の泥んこ。お座敷度が減って、ワイルド値がアップ。
「わたしも行くわ 愛シテルランド!」
■いつもクリックありがとうございます。今日も良き散歩を!■
いいないいな♪草原や雪原で走るセター、キャスカちゃんのセット&ポイント姿勢がキレイ!
返信削除ルフィ達は藪の中に入って行くけん出て来るまで姿が見えんのよね(;^ω^)
ルフィ&フォルティスさん、コメントありがとうございます☆
削除草原も雪原も、なんだかスケールがちがいますよねぇ。かっこよくって、何度も見ちゃいました!
ルフィ達は薮スペシャリストですものね~ ひっつき虫が勲章(^^) この日はグラウンドになぜかたくさん大きいカモメがいて、でも丸見えなのでカモメたちは「アホーアホー」と言っているかのようにとっとと飛んで逃げていました(笑)
とても素敵な動画をありがとう!
返信削除ウチの
Iセターは短い距離しか走らないのですが、広大なフィールド連れ出してあげたいです。手の動きだけでコントロールできるなんて。それがトレーニングなのですね。
私の記事上でも動画紹介させてください。
散歩終わったらEセター動画閲覧しに戻ってきます。^_^
BJAmomさん、コメントありがとうございます☆
削除ボブゥはまだ本気出してないだけ!? と、Iセター動画に私も見入っていまいました。ESに比べると、仕事命!というより遊び好きでルンルンした子が多い印象のアイリッシュですが、こんなこもいるのですねぇ。
そういえばこちらではIセターはレッド・セターと呼ばれています。キャスカもよく、レッド・セターにこんな毛色の子がいるの?と質問されるのですよ(笑)
こんばんは。
削除日本でもIセタ―を赤毛と表現したりします。
この動画を見て、私もホイッスルを使ってみたくなりました。
ホイッスルって犬訓練用の特別なものがあるのかしら。
BJAmomさま、こんばんはー。(日本時間だと、おはようございますかしら)
削除日本でもやっぱり言うんですね。どんな犬にも相好を崩してしまう私ですが、「もっとも美しい犬」とはIセターである、というのをどこかで読んだことがあって、赤毛をなびかせて走る姿には惚れ惚れします。
ホイッスル、さまざまなものがありますがガンドッグに使われるもっともメジャーなものはイギリスのACME社(アクメ)かと思います。私も愛用中です(^^) 犬グッズネタで記事にしますね~
思わず続けて見てしまいました。^_^
返信削除アイスランドの雪のフィールドで、実に真剣に追っていますね。くっつき虫やドロ汚れ後の手入れも大変でしょうけど、犬達が生き生きしている様に、気にする程の事ではない!?
犬と子育ては良く似ていると思いますよ。個体により性格も異なりますから加減が必要。褒めれば伸びる。
キャスカちゃんも益々楽しみですね。
うふふ、再訪問ありがとうございます(笑)
削除やっぱり似ているのですね。大先輩のmomさまにそう言われると励みになります!(^^) 褒めて見守って、キャスカがもっと生き生きと(あっ、あともっと安全に(^^;))過ごせるようにコツコツやりまーす。
いつもトレーニングのこともほめてくださるのですが、私は逆にセターとの暮らしをmomさまとヴァレンシアたちのブログで「そういうものなんだ~!」と学んだところも大きいので、すこしこそばゆかったりもするのですー。momさまの自然体な感じがいつも素敵だなあと思います。
自然体とはこちらこそこそばゆい。
削除本当はちゃんと、トレーナーさんについて、広いフィールドで走らせてあげたいのですがね。
こそばゆ交換になってしまいました(笑) でもキャスカを迎えた頃にヒョエエー!とてんてこまいで、衣笠山ブログをいつも「あっ ふつうなのね、セターってこれで」とフムフム読んでいました。
削除フィールドで走るヴァレンシア姐さん&ボブゥの姿を私も見てみたいです(^-^)/ 速そう~! それこそコロママさんとFTとか!?
初めまして、コロママと申します。
返信削除CACIからバリバリ米系のセター(コルク)を迎えてまる6年になりました。
姉貴分のベンチのサラもいます。
コルクのトレーニングにはとっても苦労したので(楽しかったけど)、キャスカちゃんの日記には、そうなのよね〜、わかるわ〜と思うことがたくさん。
それにしても素敵な動画で、何度も見てしまいました。
犬達の動きも素晴らしいですが、あの大自然に憧れてしまいます。
いつも楽しい情報をありがとうございます。
コロママさん、はじめまして。コメントありがとうございます☆
削除もしかしたら、ウィリーmomさまやBJAmomさまのお友だちのコロママさまでしょうか? バリバリ米系にベンチと暮らしていらっしゃるのですね。なんて楽しそうな&美しそう!(そしてハチャメチャそうな!笑)
キャスカはフリーにし初めのころにGPSカラーを付けて測ってみたところ(勇気いりました)、ナチュラルなレンジは数百メートル以上はありそうで米系??と思ったりもしたのですが、保護前がおそらくニグレクトで人間への意識が薄いからかな?とか、癖や傾向をつかむのって難しいものなのですね。いっつも試行錯誤です(@o@;)
1年目はほんとに「オーマイガー(泣)」ということがたくさんで悩みましたが、おっしゃるとおりトレーニングほんとに楽しいです。コルク君は6年目ということで、すっかり安定しているのでしょうか。これまでの楽しいご苦労にも、興味津々です&これからもよろしくお願いしますー。
は~い、ウィりーmom、BJAmom、パン粉母さんやもなかちゃんもお友達です。
返信削除よく数えてみたらまる7年でした。
その間、いろいろなことがありました。
コルクもとってもレンジが広くて、やはり私への意識が薄いです。
たぶん訓練できる前に(全く何も出来ませんでした)逃げたか、手に負えずに捨てられたか?だと思います。
これはただ単に飼い主との信頼関係や絆の問題だけではなく、その犬の気質も大きく関係しているのでしょうね。
FTのトレーニング中にも雉を追っていなくなり、2時間ほど経ってはるか離れた所で保護され迎えに行ったという、泣きそうな経験もしました。
それからは、それまでの基本として教わった、犬と反対方向に行くとか、極力呼ばない、ということは止めて、自己流で一定の距離離れたらとにかく呼ぶ、をやっています。
呼びの笛に対する反応は良いので、そのコマンドが効く範囲で呼んでいます。
なので、全然いまだに安定はしていませんし、放っておいて安心なんてことは今までもこれからも無いと思います。
相変わらず雉探しの遊びもしますが、とにかく安全第一で遊んでいます。
特に過去の経験が分からない子達は、やはりその子その子でトレーニングのやり方も違うし、時にはものすごく根気が要ることもありますね。
それだけに少しでも出来るようになると、本当に大きな喜びをもらえますね。
これからもどうぞよろしく!
コロママさん、お返事ありがとうございます☆
削除おおお、、大きくうなずくポイントがたくさんです。行方不明2時間は、本当に本当に心配なさったことでしょう(><) キャスカは最長で行方不明1時間@近所の森ですが、数分おきにホイッスルを吹いて探し回った間、私も頭は真っ白で吐きそうになりました(← 今思い出しても眩暈が)。吹っ飛んでしまうのにいざ私を見つけられないとキャスカの方もパニックになるため、そのパニックの方も心配でたまりませんでした。
信頼関係というモヤっとした言葉に悩んだこともあるのですが、まさにコロママさんのおっしゃるとおり、そういった話だけではないのだなぁ~というのも身に染みて(私が)学びました(笑) 呼び戻しの話だけでもないなぁと思ったので、いろんな方向からアプローチしてキャスカに人を意識することを地道に教えてみようと、また怖がりなのでいろんなことに自信をつけてほしくて、オビやレトリーブ、クリッカーなどをいろいろと取り入れて継続していますが、(本当に)ゆっくりと変わってきていると実感できて嬉しいのです~。
> いまだに安定はしていませんし、放っておいて安心なんてことは今までもこれからも無いと思います。
このキッパリとした断言に、すみません、思わず笑ってしまいました。実はキャスカもそうなんじゃないかと思っているのです...!(爆) あきらめはせずずっと訓練は続けていこうと思っていますが、コロママさんと同様、1. 安全!! 2. その範囲内でめいっぱい犬が楽しく過ごす! を大切にしていきたいです。
最後に、、、ですよね~! 反対方向に行くとか、楽しそうに走って逃げて見せるとか、基本テクはテンションが低い時にしかワークしません(^^;) 私も同じく、一定の距離もしくはテンションの波を見てとって、とにかく呼んでいます。この距離がちょっとずつでも伸びていくといいなあと願いつつ。経験談ありがとうございました&今後もぜひぜひ☆
今まだ仕事中ですが、思わずのコメント。
返信削除コロママさんとイギリスでお会いできると思いませんでした。^_^
世間はやはり狭いですね。または同じような匂いがするところへ集まるということかしら。
BJAmomさん、お仕事お疲れさまです☆
削除セターと長く暮らしているかたは、やっぱりみなさんつながっているのですね~。
こちらでも出会いの少ないセター、たまにめぐり合うととっても親近感を感じて盛り上がります(^^) 時には配達の人がキャスカを見て「子どものとき家にいたんだよね~」と嬉しそうに話したり、キャラクターの濃さゆえに、スペシャルな犬なんだなあと私も嬉しくなるのでした!
コロママさんはヴァレンシアの保護元CACIからEセタ―を迎えているので存じています。ネームプレートはとても良いものを教えて頂きましたよ。今までの物の中で一番頑丈でサビない、齧られない。
削除やはり同じ犬種を飼育している者同士ですと、共通点などで親近感も増しますものね。
そうか、CACI同窓でいらっしゃるのですねー。首輪やネームタグは私も何度もなくして、あれこれ試すハメになりました(^^;) ハチャメチャな動きをしているからなのか...
削除現在はアルミニウムのバックルにレーザー刻印した首輪を常時着用、放す時はもうひとつの首輪にさらにタグを付けて...と、可愛さにはサヨナラして実用最優先に。頑丈がいちばんですよね。ヴァレンシア姐さんのネームプレート、お写真見に行きまーす。
BJAmomさん、イギリスでこんにちはですね!
返信削除イケイケセターを飼っていると、他犬種には無い悩みや喜びがありますよね。
情報交換も出来るし、皆さんのブログを読むのは楽しみです。
コロママさん、ほんとにほんとにー。
削除キャスカを迎える前までは、保護団体か里親募集のブログくらいしか読んだことがなかったワタシです。へー!と思ったり、え、そうなの!?と自分で調べ始めたり、楽しいですね。セターは少ないので楽しみも倍増なのでした (^-^)/