サンキューヒゲガール

早春の気配が～♪と先日書いたばかりだけど、どうにもお天気がめまぐるしく。

キャスカを探せ

どしゃぶりになったかと思うと晴れたり、粉雪みぞれに霧雨に、、、

すわ初積雪か？と思えばあっというまに溶けたりして。やっぱり今年はあたたかいそうな、ロンドン。都心ではマイナスになることも少ない。とはいえ、北ロンドンのはずれにある我が家のあたりはここのところマイナス続き。


日本も今年は雪が多いみたいだけど、みんな風邪ひいてないかしらね。元気にしているかしらね。

北風ピュウーッにめげずにお散歩して、あったかいお茶をいれて、膝の上のキャスカをいじって遊ぶ。


つねづね思うんだけどさあ、ヒゲ濃いよね。キャスカ。アザラシにも似てるけど、

しかも長い

笹子さん思い出すんだよね。

つんつんさわっていたら、ものすっごい迷惑そうな顔をされました。

「やめてよねー」

「もうねむいんだってば」

「ねむ．．．」

（つぎのさんぽで おこしてください）

まつ毛は白一色なんだけど、眉毛とヒゲは数本ずつちょこんと黒い毛があって、かわいいんだ。



そういえば、こないだ会ったスパニエル男子はヒゲも眉毛も薄いこだった。

頭頂のポヨ毛がなんともキュートで、元気で明るくて穏やかで、スパニエルらしいバーニー君。

初対面だったのでうちの不良娘がアヤシイ気配で何度となくちょっかいを出そうとしていたが、燃え上がる前にせっせと火消しをしていたら大丈夫だった。バーニーも上手にスルーしてくれてて、嬉しかったな。

「あっちでなんか食べてる．．．」

食欲もスパニエルらしくてかわいいなあ

スプリンガーにしては、マズルも体型も雰囲気がちょっと違うような．．．？と聞いたら、「ウェルシュ・スプリンガーよ」と教えてもらった。日本だとスプリンガー自体がめずらしくてイングリッシュしか知らなかったけれど、ウェルシュなんてのもいるのね！

早速フォーグル博士に教えてもらうことに。

ウェールズのフラッシング・ガンドッグであることは名前のとおり。でもとってもユニークなのが、なんと牧牛・牧羊犬としても働いてきたということ。そし て、イングリッシュ・スプリンガーと違って、血統がショーラインとワーキングラインに分かれていない（つまり1ラインでいずれもイケる）。根っからの「仕事犬」ブリードっぽくてかっこいいなあ。

原産地であるのに、Eセターとポインターを見ることはほとんどなくてさみしい限り。でもレトリーバーやスパニエル、HPRは各種ほんとによく出会う。ロンドン都心はまた趣が異なるようだが、いろんなガンドッグに日常的に出会えることも、郊外に住んでよかったなあとしみじみ思うポイントのひとつだ。

週に１回は「この犬 なぁに？」と聞かれている気がするも、それがきっかけでお散歩道で犬好きさんとおしゃべりできたり。私がひとりで散歩していたところで、誰も話しかけてこないものね（← てゆうか、話しかけられたらひとまず警戒しちゃう）。犬がいること、犬と歩くことでもらっていることがたくさんあるなーと、これもまた、しみじみ思うのでした。





でもさ、イングランドなんだし、もうちょっとセターもポインターもいてもいいよねえ。ちぇっ。

BGM： Thank You My Girl by くるり


  


「スパニエルじゃないの。ダルメシアンでもないのよ」

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