2.02.2015

バーンズ・ナイト、セターが似合う場所

どんどんたまってしまうネットスーパーのプロモーションメールをポイポイ整理していて知ったことにゃ、先日1月25日は酒と女と歌を愛した「スコットランド最愛の息子」、ロバート・バーンズの誕生日なんだそうな。

バーンズといえば、私のなかでは薔薇の詩人。

エレカシの「きみは 赤っーい薔薇ー」とか、くるりの『ばらの花』とか、はたまた、薔薇のさだめに生まれたオスカル様とか、ロマンチックな薔薇の歌は多々あれど、

いかにもモテそう


元祖はこの方、「我が恋人は赤い薔薇」(My Love is Like a Red Red Rose)と謳ったロバート・バーンズかと。

※参照イメージ: BBCから


誕生日には、バグパイプの演奏とともにバーンズの詩を読み、ハギス(羊の胃袋に内臓を詰めた腸詰系のご当地料理)を食べてウィスキーを飲んでお祝いをする「バーンズ・ナイト」と呼ばれる宴が各地で催されていた模様。


イギリスだけではなく、スコットランド系移民の多いオーストラリアやニュージーランド、北米でも行われるんですって。(← Wikipedia 参照

悪名高い(?)ハギス。ウィスキーをかけて食べる人もいるとか(ギョェェ)


このバーンズ・ナイト、最後は参加者全員で手をつなぎ、バーンズが詩作したスコットランド民謡「Auld Lang Syne」を歌って踊る。日本では「蛍の光」として知られるこの曲。オリジナルは旧友と再会して乾杯し、思い出を語りながら飲んだくれる...という歌が、ずいぶんとお堅くシリアスになってしまったのねと不思議。

「Auld Lang Syne」はスコットランド方言で英語訳は「old long since」、意訳として days gone by。過ぎ去った日々にという意味になるから、それが転じて(けっこうな転じようだけど)別れの歌になったのかな。

バーンズの詩はこんな。

いかでか 故旧 忘るべき
いざとれ杯 去りし日のため

去りし日のために 去りし日に
いざとれ杯 去りし日のため

君は君の 我は我の
いざとれ杯 去りし日のため

二人 野を行き 花を摘み
歩き疲れて 歌ったね

小川で一日 泳いだね
泳ぎ疲れて 歌ったね

手を握りあおう 我が友よ
いざ飲み干そう 去りし日のため

(スコットランド方言含む原詩はこちらをどうぞ。方言の発音はめっぽう難しい)


スコットランドの景色をバックに、大好きなバグパイプが奏でるバージョンも発見。





ただでさえ北にあるスコットランドの、そのまた北部をハイランドと呼ぶ。昨年夏に訪れたハイランドの景色は険しく美しく、ぽかんと口を開けっぱなしにしてしまうほどに広大で、セターがなんとも似合う場所でありました。







どこまでも走っておいでー!と言いたいところだけど、迷子になったらリアルに今生の別れになるのは必至だったので、いつにもまして必死に呼び戻しましたとさ。



バーンズの愛したスコットランド、在英中にかならず再訪したい場所なんである。



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   「ハギス、あたしはおいしかったけど」

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8 件のコメント:

  1. 食はその国の文化そのものと考えますので言葉選びに困りますがハギスとやら、パンチ効いてますねぇ。

    美しきかなハイランドの景色と駆けるセター♪
    フムフム自分の予想してた景色はどこから来てたのか?と思うほど予想と違ってましたよ。ハイランド。ほぼ起伏ない平地と低草、石を積んだ垣が果てしなく広がっているイメージだったんですよねぇ。ごめんね、ハイランドの皆サマ。

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    1. MAHAっちょさん、コメントありがとうございます☆
      日本の発酵食品の数々を思うと言葉選びに困りますが(笑)、ハイ!ハギスはスコットランド人も自慢の(?)破壊力だと思います。ワハハ。

      イングランドはまさにそんな感じです! 夏の旅行ではえんえんと車で北上しまして(東京から青森へ行くくらいの距離かなぁ)、牧草地と石垣と羊たちと...という景色もたくさん見ることが出来ました。ほんっっとにひらべったい国なのねぇと思いましたもん。ちなみにハイランドというと私はいつも『ハイランダー』というはちゃめちゃ映画を思い出すのですが、MAHAっちょさんも観たでしょうか、なんとなく観てる気がしますぞ~

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    2. 観たゼィ『ハイランダー』
      はちゃめちゃで何もかも自由過ぎる映画ですよね。名前ど忘れですが悪い奴の頭がヘルレイザーのそれと重なってあの時期の映画と内容もごちゃまぜです(困) あの映画でクイーンを知り一時クイーンにハマリまくったオモヒデのある作品です。懐かしやー♪

      で、この数年後、アイヴォリー映画に入れ込む傍ら私の真のアイドーはコリー・ハイムでした(恥) ファンレターも出してたんだゼッ!短文で!ぷぷっ。コカ○ンでお縄になって以降すっかり見なくなっちまったゼィ。。。

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    3. MAHAっちょさん、やっぱり~(笑) ヘルレイザーも懐かしすぎですわい~ あの頃って、メインストリームにはちゃめちゃ映画がたくさんありましたよね。『ハイランダー』不死身、日本刀っていま思えばツッコミどころ満載ですが、当時はめちゃカッコイイ!と目をハートにしたものです♪

      アイヴォリーのかたわらコリー・ハイムにファンレター! おそれいりました。。コリーつながりのフェルドマンと並んで元祖アイドーでしたね。そういえばどうしているんだろうとググったら、オーヴァードーズで数年前にお亡くなりに...ショックです。合掌です。。 ちなみに当時私は英国かぶれのかたわらa-haにはまって手紙を書くわ、ノルウェーに嫁に行くと心に決めたりしていました。カミングアウト返しなり(赤面)

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  2. ハイランドと聞いて 黙ってられないクッキーママです。≪^^
    愛犬キャスカちゃんと行かれたなんて 私には夢のような出来事です。 ウン十年前 私バックパッカー ロンドンより 現地ツアーでハイランドへ 私はブレイブハートにハマり、ドライバーさんに ロケ地へ連れて行ってもらいました。 何もないただの広い広い フィールドでしたが(笑) でも スカイ島へ向かう道は 息を飲むほどの素晴らしい景色で もう一枚の写真には納まらない まるで絵の中を旅してるような錯覚。。。ああああ そんな大好きなハイランドにキャスカちゃんと一緒に こんな贅沢ってありますか~? 本当羨ましい限りです。
    私も又是非訪れたいです。 バグパイプ音もケルト大好きです。 ちなみに tomomitさん ハギスってもう食されたのですか? 

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    1. クッキーママさん、コメントありがとうございます☆
      すごい! ハイランドへバックパッカー旅行ですか!? しかもスカイ島まで行かれたなんてー(← われわれ、島方面は遠くて断念。次回リベンジするぞーと言っています)。ブレイブハート、私も観ました。ケルト大好きが高じて、アイルランドも何回か旅行に行っておるのですー(渡英前に)

      ハイランド、なーんにもないんですが、あのなんにもない美しさはもうほんとうに、言葉で言い表せないですよね。写真ではなかなか伝えられませんが、あの同じ景色をご覧になっていたなんて、嬉しいです。そしてキャスカと一緒に旅することができて、つくづく幸せだなあと思います(^^) ハギス、宿の朝ご飯にふつうに出てきましてね、、、とりあえず何でも試すが信条なので食べましたとも~ キャスカにも手伝ってもらいましたが(笑)

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    2. クッキーママ2015年2月5日 14:11

      ギネス ギネス ギネス~!!漬け(笑) にはなりませんでしたか?tomomitさん。
      やはりケルト好きでしたか~ なんでしょうかね。あの音楽 ダンス、景色 そしてアイリッシュの人柄
      物凄く懐かしい感じ~ すぐにアイルランドへ行けるのも これまた羨ましい~ 長年の友
      アイリッシュフレンズが Limericに居ます。 会いたいけど 日本からは遠いです(--。。
      ちなみに リバダンスは ご覧になられましたか?

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    3. クッキーママさん、わたくし悲しいことに下戸なのですよ。ビール自体も苦手で(笑) でもギネスは不思議に好きで、ハーフパイントを時間をかけてチビチビと飲んでいました。バンドがいて、ケルト音楽の演奏があってみんなで歌って...のアイルランドのパブの雰囲気も大好きです。そして、おっしゃるとおり、音楽も文学も緑の大地も人々も、ぜーんぶ好きなんです。

      お友だちがいらっしゃるなんて素敵。ぜひロンドン~アイルランド旅行にいらしてください~ クッキーちゃんも来れたら最高ですけど、ちょっと遠すぎですね...(^^;) リバーダンス、昨年気づいた時にはチケットが売り切れで。今年は大規模なワールドツアーをやるそうなので、ロンドンで観れたらな~と思っています。東京公演もあるそうですね!

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