10.02.2015

馬栗が降ってくるレトリーブ・クラス

はたから見たら、ほんとにたいしたことない話なのに、自分としてはほくそ笑むほど達成感が得られることってあると思うの。

従姉妹とその同僚がスイスからロンドンに遊びに来ました。同僚というのは春の居候もといホームステイ2号なんだけれど、キャスカにあんまりフォールインラブだったため、また会いに来たというわけ。うちのゴマ大福ちゃんは、かわいいからな。

☆達成感 → 初めてひとりで高速にのり、空港までお迎えに行った件(※免許とって以来、イギリスに来るまで十ウン年ペーパードライバー)。こっちはみんな飛ばし屋で、平均スピードが110~130km/時だから、スピード恐怖症の私には本気でオソロシイのだ...右車線のかっ飛び組なんて絶対150km近いと思う。ああ、信じらんないワー。

 
ヒースローではなく、うちにいちばん近いローカル空港だったので、まわりは牧草地ばかりの田舎です。今週は好天続きで、夕焼けがとてもきれいだった。

さてさて、キャスカ。短い散歩にだいぶ鬱憤がたまってきているようだったので水曜はレトリーブクラスに連れ出しました。傷口は順調。いつもの森より、クラスのあるフィールドの方が平たい草地で足にも優しいし、ここは学校なのヨンと刷り込みに成功しているので、キャスカもバカっ走りしないのです。


予想通り、リラックスして流し走りしたら落ち着いた。ほっ。教室に入ってすぐに落ち着いて勉強ができる子どもと違って、なかなか席につけない子がいると思うんだけど、キャスカはもちろん後者なので、なるべく早めに行ってガス抜きをし、ちょい自主練をするのが常。


このお題は、犬と飼い主ペア全員で大きなサークルを作り、真ん中に立つトレーナーが四方八方にダミーを投げる → しかしステディネス(落ち着いてとどまる)を保つという練習。簡単そうに見えて、レトリーブ欲が強い子は根気よく教えないと難易度高し。この日の参加は8ペア。

自制心を育てるというこの訓練はレトリーブだけでなく、ふだんの犬の安全を守るのにもとても大切な練習だと思う。正直、カムとステイが確実にできたらほとんどの危機は回避できるもんね。

キャスカの場合はまた違う意味合いもあって、レトリーブ欲は強くないけど、まわりに人と犬がいる、ニンゲンが動き回って何かを投げている、ドサッと音がするという、彼女からしてみたらパニックの種がたくさんある状況でも落ち着いていられるという練習になっています。

ハードルが高すぎて、キャスカだけ反応しないでいられる距離を保ったり、オンリードやオヤツでサポートしていた時期もけっこう長かったけれど、最近は安定感がでてきてオフリードでもリラックスできるように。えらいねえ。これもひとつのほくそ笑み達成感だよね。ちょっとずつ、ちょっとずつ。

生きた鳥で同じ練習してみたいという妄想に時折駆られるけど、ムリよね。どこからでも鳩を出せる、手品師に憧れる...


ペアが一組、レトリーブをやっているのをラインで待つ他のペアたち。みんなダミーの方に意識がいってるけど、キャスカだけあらぬ方向が気になるの図。


トサッ、トサッと頭上の木から落ちてくるトチノミにアワアワし始めたので、股のあいだに入れてシェルターを作りましたの図。安心するらしいので、キャンプというコマンドでスポッとこの位置におさまります。こうやって見上げてくれるのがかわいくって、遊び心も半分あって教えてみたの。


実りの秋。そのへんでウジャウジャとなっているトチノミ(英名: Horse Chestnut つまり馬栗。馬が食べるらしいよ)。最初はクリかと思ってわくわくしたのだけれど、残念、食べれません。粉にしたらトチモチができるのかな? フランス名の、マロニエと呼ぶととたんにシャレオツな雰囲気になるから不思議。


昨日はモモ・フィールドへ。ここも手入れの良い草地で安心かなと思ったんだけれど、だーっと小川に入って戻ってきたら靴下が消失しており... キャスカが嬉しそうだったのでついついそのまま散歩を続けたら、途中で傷口から少し出血しているのに気づき。飼い主、反省だ。


お散歩後はモモのフィッシュ・スキン棒のご相伴にあずかりました。ユニオン・ジャックにセター&ポインターのブチが究極にマッチング。これはパシャリと一枚撮らずにはおれませんでしたわ~。

なんてかわいいお尻がふたっつ。



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 「馬栗パクッとしたら、だめよーって言われたの」


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4 件のコメント:

  1. tomomitさん、こんにちは。待っている他のペアのワンちゃんたちが落ち着いているというのは、凄いですね。
    新太は無理、無理。外は誘惑が多すぎて。
    犬は犬に学ぶというか、他のワンちゃんの行動を見て学ぶので、こういうレッスン、いいですね。
    「ステイ」も「カム」も大切。いつでもどこでもできるよう、新太も頑張らなくては(^^)
    キャスカちゃん傷口、順調に回復しているようでよかったです。

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    1. みゅうさん、コメントありがとうございます☆

      ほんとにみんな落ち着いているんですよー。キャスカは犬づきあいが下手なので、こうして落ち着いた犬たちと過ごせる時間はとってもありがたいです。センシティブなこは特に、まわりのエネルギーに影響もされますよね。ハイパーな姿ももちろん愛しているけど、こうしてリラックスしているさまを見られるのは本当に嬉しいです。

      でも、ここのクラスにくるメンバー達は何年も通っている人が多く、みんな積み重ねなのだろうなーと思います。1年前は必ず飛び出していたワキャワキャのドゥードル君も、すっかり待てるように。レトリーブ大好きっ子なのでどんどん吸収して、キャスカは追い抜かれてしまいましたー(^^;) マイペースな私たちです。

      外どころか室内でもステイが1秒もできなかったキャスカですが、2年半かかってこんな感じに。くじけそうにいなった時、先生にはげましてもらったものです。クラス以外の場面ではまだまだパニクってしまうことも多いので、私もゆっくりコツコツがんばりまーす(^^)

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  2. 落ち着いてとどまる、これコルクもすごく苦手です。
    サラちゃんはと~っても得意なんだけど。

    キャンプのキャスカちゃん、可愛い!
    コルクもよく私の足の間に入ったものです。
    今はほとんどしなくなったけど。

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    1. コロママさん、コメントありがとうございます☆

      サラちゃんはきっとエレガントに待つのでしょうね(^^) ブルーとオレンジ、レディと弾丸。素敵なコンビなんだろうなあー。

      アワアワの時はキャンプインしてオヤツ、というのを気長にやっていて、怖いことがあったらそのうち自主的に入ってこないかなーと思っています。キャスカはチビセターなのでインしてもすきまができますが、大きい子でやるとピタッとおさまって、また別の可愛さがありますね♡ でも40kgサイズの犬でやってみたら、私の短足ではまにあわず、頭がつかえてしまいました!(笑)

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