9.28.2015

肉球ざっくり(凹)

先週から気持ちの良い秋空が続くロンドン。5月に種まきしたスカビオサ(マツムシソウ)が咲いた! 8月末にようやくつぼみをつけたものの、成長が遅くて「こりゃもうだめだ、咲かないまま霜がおりる頃になってしまうー」となかば諦めていたので嬉しいことしきり(ほんとうは7~8月に咲く花。もっと早くまいたらよかったのだね)。

植わっているのは、東京下町で軒下につらなっているようなプラスチックの縦長プランターなのだけれど、こうやって写真に撮ればなかなか良い感じではないか。



右手前がスカビオサの芽

花序の外側から、ゆっくりひとつずつ花が咲く


と、私がひとりしみじみと自己満足にひたっていると、背後からじっとりとした視線が。


ダメです。


知ってます。ダメです。


なぜかというと、キャス子は昨日またやってしまったのでした...ぬかるんできたけどお天気も良いしまだまだいけると近所の住宅地裏フィールドで遊んでいたところ、肉球ざっくり。記録しておきます。(※このあと、ケガ写真あり。苦手な方はスキップしてくださいませ)



広い芝生のほうでちょっと訓練してフリータイムして、と平和に楽しんでいたところ、茂みに入ったキャスカが左前足をひきずりながら戻ってきた。チェックしたら足裏はポタポタ垂れるほどの血だらけで傷口がどこかわからないほど。とりあえず手持ちの水で流しても、まだ血が出てきてわからない。口や耳とならんで足先は血が出やすいところ。かなり走ったあとだったので、よけいに出血が多かったのかなとも思われる。

ある程度流したら、また走りにいこうとするため(歩様を確認したくて、すこし放してみたら実際走り回った...もはやこの種のギャーッにはあまり驚かなくなってきたけれど、それでもこの危険なテンションはオーマイガーッと思う。セターあるある、親泣かせ)、リードをつけてフィールドから出て家に戻った。泥や雑菌が心配で抱いて帰った方がいいのかなと悩んだけれど、歩様はしっかりしていたし、数分の距離だったので、飼い主心の動揺をおさえつつ、キャスカを落ち着かせつつ、まずは早く家に戻ろうと。



↑森の入り口を出て、住宅地に戻ったところ。まだ出血止まらず。

家に帰ってすぐ洗い流し、傷口確認。止血。小石や砂などが入っているとこわいので、しっかり何度も洗いました。不幸中の幸いなのか、えぐれた傷ではなくスパッと切れていたのでおそらくガラスか金属ではないかと推測。ゴミ放置が憎い。


↑今朝の肉球。まんなかから付け根にかけて、斜めにザックリ。そっと開くとけっこう深く切れていたのですが、スパッとした傷なのでこのままくっついてくれることを期待。起きているときは舐めてしまうので、昨晩寝る直前に化膿止めを塗っておいた。起床時にハイテンションだったときにまた少し出血してしまったのだが、いまのところ、赤くなったり熱をもったりはしていないので、このまま落ち着きますように。


散歩はナシにしようかと思ったけれど、傷口が落ち着いていること、ストレスをためて家の中で暴れるよりマシであることを思い、今日はオンリードでゆっくり&ショートな住宅地散歩をしました。傷が開いたり、異物が入ったりしないように、キャスカ靴下デビュー。

用意がなかったので、とりあえず私のお古の靴下で。そういえばアレがあった!と日本から持ってきていた伸縮性のくっつく包帯を思いだして固定してみた。

手で切れて、重ねて巻いて抑えるだけでピタッとちょうどいい圧で止められる。ストレッチで柔らかいので締め付けすぎることもなく調整可能。ビバ、日本製! ハイドロコロイド包帯とかヘモスタパッドとか、家庭用医療品のハイテクぶりがすごい。イギリスにも同様のものがあるのかどうか、そういえば知らなかったのでこんどBoots(← イギリス版マツキヨ)でチェックしておこうと思います。

鳩に集中している時も、靴下はどーでもいい

初めてだったけれど、意外とすんなり履かせることができた。立ち止まるととたんにムキーっと取ろうとするけれど、歩き続けている限りは散歩に集中していてそれどころではないので、散歩の間じゅうなんとか無事に取れることなく。えらいねー、キャスカ。

靴下とめるテープで、ほかになにかいいアイディアはあるかなあ。あと、足裏だけも少し分厚くしたほうがいいのだろうか(← 犬用ブーツを買えばいいんだけどさ...) 傷がしっかりくっつくまで、しばらく靴下っ娘だわ。


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 「おかーさん、この靴下かかとに穴があいてるわ」


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11 件のコメント:

  1. 痛々しい傷ですね(T-T)
    ごみ捨てる人、イギリスにもいるのですね…
    湘南の海岸はすごいですが…

    傷、化膿したりせず、このまま早く治りますように。
    キャスカちゃん、舐めたりしないでね!

    靴下二重、または、靴の底敷を小さくきって足裏に当ててから靴下&包帯、とか?
    日本のはハイテクで使いやすいですね(^^)
    あ、でも私はBootsの爪やすりが使いやすくて好きでした。
    今はもう売ってないらしく、しばらく前にイギリスに行く人にサンプル持たせたけれど、数件回って聞いてもらってもなかったそうですが。

    キャスカちゃん、お大事に!

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    1. もなかママさん、コメントありがとうございます。

      ハイ、湘南海岸ほどではないのですがけっこうポイ捨て多いのですよ、イギリス。人口が少ないから総量も少なく見えるかもですが、モラルのある人は「まったくイギリス人てヤツぁ~」と嘆いております。

      化膿が心配だったんですが、おかげさまで大丈夫そうです。昨日はそうでもなかったけれど、今日はけっこう舐めようとしています。舐めたらアカンのよーと、そっと前足を包むと、かわりに私の手をペロペロ舐めております。ちょっとイイかも...(← 違)

      底敷、たしかにー。通気性のいい薄いタイプならちょうど良さそうですね。試作してみます。Bootsの爪やすりですか。PB商品かしらん。犬にもいいですかね!?(← ますます違)

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  2. おおおー!キャスカさん痛かったでしょうに。こんなとき飼い主も痛いよね(涙) しかし、そんなシーンでも『走りたいの欲』が勝るとはセターの性よのぅ。はやく良くなれーい☆***~

    うーむ。ブーツってどうなのでしょう? 切り傷などの怪我の場合、清潔と乾燥を重視したいですよねぇ。マハロがそうだったからという訳ではありませんが『靴下でいいんじゃね?』な気がしますですよ。あと、地面が濡れているときは必殺靴下の上からナイロン袋穿かせるの技!で切り抜けました(アハ)


    綺麗な色の花、庭のグリーンに映えますねぇ。あと雨にも!種から育てるなんてやりますねぇ、何かイエローブックのお国のおシトって感じ。

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    返信
    1. MAHAっちょさん、コメントありがとうございます。

      やっちゃいました。しくしく。切るならアタシを切って! でもお散歩いけないと困るから、足はヤメテ! って感じです、飼い主。こんなときはマハロちゃまに聞け~とばかりに、昨日は手術後の靴下日記をあわてて再訪。ナルホドなるへそ、と幼児用靴下をゲットしましたわん。

      フムフム、確かにブーツじゃ蒸れちゃうか。今日たまたまラッキーなことに、知人の知人の獣医さんに見ていただけて。まさに、清潔&乾燥でいくべしとおんなじこと言われましたー。傷のふさがり具合にもよるのでしょうけれど、いい感じにくっつき始めているから乾燥で、とのこと。室内ではナシにして、散歩だけ履かせてみることにしてみますだ。アドバイスありがとうございます。しみるー。

      イエローブックなんだっけ、って思わずググっちゃった。ほほほ、耽美でしょう? 風に揺れるスカビオサ in プラ鉢です。

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  3. キャスカちゃん、やっちゃいましたか。
    足裏はスパッと切れちゃいますね。痛々しいです。
    オリバーは以前爪を折ってしまいやはり靴下のお世話になりました。
    傷口には不燃綿というのでしょうかガーゼのようなものをあて、靴下をはかせてましたが
    以外に傷の治りは早いですね。
    セターゆえに走り回るのは元気な証拠。
    きっともう少しの辛抱でしょう。頑張って~
    お大事に!

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  4. ラティーマム2015年9月29日 21:53

    スミマセン、コメントの名前が匿名になっちゃいました。
    全くPC音痴でよくわからなかったもので失礼しました

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    1. ラティーマムさん、コメントありがとうございます。
      問題ございませんです。なぜなら、オリバーくんのお名前で一発でわかりますもの~(^^)

      オリバーくんも靴下先輩だったのですね。爪も相当痛そうです(><) はい、本当にスパッと切れてて出血が多くって...内心かなり焦りました。でもこれまたおっしゃるとおり、治りの速さに驚いているところです。私なんて近頃では、虫刺されですらあとが2か月くらい残っていたりするのに(笑) 犬はすごいなーって思いました。

      走りたがっていますが、こらえて養生ですよね。お見舞いのお言葉、ありがとうございます♪

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  5. フィールドを走ったりすると、どうしても怪我をすることありますよね。
    足首の上を切って、縫ったこともありました。
    靴も靴下もテーピングも使いました。
    それでも重大な怪我はしたことがないからヨシとしなくちゃね。
    マムシに噛まれたり、ノギが目や耳に入ったり、スズメバチに刺されたり・・・といろいろなことを聞くもので。

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    1. コロママさん、コメントありがとうございます☆

      リスクはつきもの、ですよね。どうヘッジしたらよいのか、運次第のことも多いのだろうなあということが、腑におちてはきましたが、心配性飼い主の私は毎回焦ってしまいます。

      コルク君、足首の上も切ったんですね。骨や腱にいかなくてよかった! 大怪我がいまだないこと、ほんとうにありがたいです。元気にケガなく過ごしてほしい、それにつきますよね。しみじみ。。。

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  6. 紹介記事まで綴って下さっていてなんとも有り難く、心よりお礼を申し上げます。
    お陰さまで、我家の家族として迎える運びとなりましたが、里親探しへの協力を頂いていたこと、改めてお礼を申し上げます。
    一番年上のビーグルの体調不良も続いていたのですが、ようやく昨日辺りからいろいろと落ち着いてきています。

    キャスカちゃんが負傷していたのですね。可哀想に。もう綺麗に治ったころかしらね。
    ガラスの破片が衣笠山にも落ちていること少なくないです。ゴミばかりか、ビンものも平気で投げ捨てて行く人の神経を疑いますよね。

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    1. BJAmomさま、コメントありがとうございます☆

      本当に、なんのお力にもなれずせめて転載をと思っておりましたが、スノウくんがmomさま一家の一員となり、最高の幸せをつかんだこと、最高に嬉しかったです。女王セーラも年齢からくるいろいろはあっても、穏やかな日々を過ごしてくれることを心から願っています。食欲戻って、よかった!

      キャスカのケガもすっかりきれいにふさがりました。ありがとうございます。目に付くものは拾っているものの、茂みの中まではカバーできず...衣笠山も、あんなにたくさんの方が大切になさっているのに。みんなが気持ちよく過ごせるようにという、当たり前のことが当たり前にならぬことに立腹しきりです。

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