森好きワンコロ達

日本からいらした夫の仕事関係のお客様が、いまだかつてないお茶目な方だった。お土産のリクエストを問われて、夫は何の気なしにいくつか品名をあげたそうな。まあなんというか、お気を遣わせてはわるいので気軽なものを。

結果、我が家には大きな紙袋ぎゅうぎゅうに詰まった、芋けんぴ×10袋（夫好物）、榮太郎さんの生姜飴×10袋（私好物）、チュープ入りわさび×20本、永谷園お茶漬け×30パック（各4袋入）が到着したのであった。オーマイドッグ！ わさびとお茶漬けはちょうど切らしていたため、これまたぽろっと伝えたものらしい。これからしばらく、オヤツは毎日芋けんぴです。うまうま。


さて、昨日はひさびさの正しい味の飴さんを口に放り込み（個人的に、日本の飴は世界一美味しいと思う）森好きワンコロ達といつもの散歩道へ。

「秋だねえ」「秋ですな」と言いあう道すがら。鳥たちも手をつけていないし、たぶん美味しくないんだろうなと思ったけれど、念のため味見してみたきれいな赤い実。案の定、すっぱシブくてダメでした。

こちらはスローベリー。英名Blackthornの名のとおり、鋭く大きなトゲがある木。日本名はスピノサスモモで、早春に小さな白い花がけぶるように咲いていた。このあいだ、せっせと摘んでいる家族がいたので食べてみたら、これまた顔がシャーペイになりそうなすっぱシブさであった。見た目は甘そうなのに．．．なにやら、蒸留酒に漬けこんでスロー・ジンというリキュールを作るそうな。

ラーチャー兄妹、兄サンディー。かろやかに、足元に走り寄ってきては見上げる顔がきゃわゆい。妹メイジーと興がのって走ると、弾丸のような美しいランを見せてくれる。

ラーチャーはイギリスでよくみられるサイトハウンドの血をひく犬たちのこと（dog actuallyのこちらの記事も参考に）。もともとは猟のために掛けあわされてきた犬たちだが家庭犬としてもポピュラーです。セターが一日に一山を走り続けるステイヤーだとしたら、このこたちはスーパースプリンターだ。でも、イギリスでも日本でも猟犬を取り巻く問題は同じで、保護犬も多いのだそう。ラーチャー専門レスキュー団体もあるのよ、とサンディーママに教えてもらった。

モモ姐さん。マズルのまわりを一周していたオヨダを拭いてもらって、すまし顔。秩序を重んじるらしく、1歳になったばかりのギャル、メイジーがはじけすぎるたびにせっせと教育的指導に出向く姿がたのもしい。

キャス子はいつものように、アッチャコッチャと忙しくてカメラにおさまらぬ。

トビーという名の、ビズラに会いました。若いらしいのだけれど信じられないほど落ち着いていて、おばあさんと足並みをそろえて静かにゆったりと去って行った。あまり考えたくないけれど、やはり犬は飼い主の鏡なのだろうか～。

帰りはいきなり降り出した雨に降られて早足で。しかしなんてきれいな色なんだろうと、思わず立ち止まって眺めた葉っぱ。

秋だねえ。秋ですなー。

 

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ブログを通じて知り合った、大好きな衣笠山のBJAmomさまのところに、現在大切なお客様がショートステイ中。里親様を募集中のイングリッシュ・セターのスノウです。スノウの滞在記はこちらから！ ぜひご訪問ください。

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福島セッター里親募集記事（CACI)
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　「スローのトゲは、ふむと痛いの」

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