7.24.2013

獲物の基準

現在、鳥追いを封印しているキャスカですがトレーニングを始める前までは、追いまくっておりました。


ヒタヒタと忍者歩きでムクドリにセット。ポインティングポーズのまま微動だにしません。



鳥を追う姿を見て、追わせてもいいのか、徹底して刺激を避けるのがいいのかといろいろ考えたのですが、追っているときのキャスカがあまりに生き生きとしていて私たちもそれを見るのが楽しかったのです。

鳥はどこにでもいるから完全に避けられるものでもないし、場所とルールを決めれば追ってもいいんじゃないかなあ、と。このキラキラは彼女から奪えない、と。

んが、中途半端に追わせ続けていれば猟欲はどんどん研ぎ澄まされていくだけ、まして鳥を捕まえられるわけでもないのだから犬のストレスはかえってあがる etc というトレーナーさんの話に納得し、今に至ります。

(もっと深い話もあるのですが、長くなるのでまた追って書きたいところ。犬の幸せ、犬と暮らすこととのエゴについて、とても考えさせられます)


鳥にかぎらず、ターゲットを見つけたら「追わせない」というこの一か月でした。しかし、都会にも関わらず生き物たちはたくましく生きています。冬の間はまだ平和だったのですが、季節のうつりかわりとともに増えていくような...

そんなわけで、例によって前置きが長くなりましたが、今日はキャスカと獲物たちでお送りします。まずはお約束の、



鳩です。どこにいるか、わかりますか?



どうして見つけられたかというと、この直前にバサバサーっと飛んでたからです。飛ばないでほしいわー。

お次は猫sです。


挑発的なポーズをとられるものの、猫には意外とフレンドリー。


暑いからか、猫もだらけて寝たままシャーっといってます。キャスカは耳がフウワリとなるものの、


そのままスルー。これは預かりさんのお宅でたくさんの猫sと同居していたタマモノかも。ただし走れば当然のごとくダッシュかけて追おうとするので、猫sにはこのまま走らないでいてほしいわー。

カエルにもよく遭遇しますが、たいてい夜なので写真はとれず。動かなければそんなに興味は示さないのですが、ピョンとしたとたんにバクっといきそうになるのでドキドキです。飛ぶなよ~と念じながら通り過ぎます。

で、こちらは昼日中の、カニ。



やはり動いたとたんにバクっとしそうになったものの、ハサミで迎撃されて飛びのいていました。猫にやられたのか、足が1本なくなっていて不憫だったので運河の端に移動しておきました。

夕涼みする猫sも、じっとしているのでやっぱりスルー。


どちらかというと、一緒に遊びたそうでたまにジダンダを踏んでいます。


またとある日。

ビルの谷間の意外な場所に鯉sを見つけて眺めていたら、最初は比較的おっとり眺めていたものの、途中からやおら興奮して、


ワナワナ震えてダイブする勢いだったので有無を言わさず引きはがしましたが、このあとの散歩がハチャハチャになったのは言うまでもありません。

結論。

動くものならなんでもいい。

のね。



今後のトレーニングでインターセプトの仕方なども習っていく予定ですが、犬の散歩をしながら出会う生き物たちを眺めるのも私は大好きで、ハンドリングのキャパがあがれば解禁できるのか、それともその楽しみは永遠に封印せねばならないのかが、気になるところです。

それとも、猫の事例に学んで、家でたくさんの生き物を飼って動物園状態にしたら追わなくなるのだろうか?

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