ホワイトアウトな雪中散歩

きのうのこと。

雪は結局いちにちじゅう降り続け、夜には先週と同じようなニワカ雪国となった湘南。どうせならがっつり積もってから出そうと、午後になってからけねおと一緒に雪中散歩へ。

外に出るなり、雪に興奮して宙を舞うKYなキャスカ。興奮犬は出だしが肝心。わかってるの。わかっちゃいるけど技量が足りない．．．足元不如意につきハンドリングは早々に諦めたけど、このワケのわからなさもまたかわいいんだよなあ。

「引っ張るなよ！」オーラを精一杯に（そしてむなしく）出しつつ、先を行く姉に笑われつつ、ひいこら言いながら到着すると、海沿いは吹雪いてホワイトアウト状態。芝生広場は雪原に。ロングリードに付け替えたらキャハハハー！と爆走。

（余裕ナッシングでもちろん写真は撮らず。参考画像に先週の1枚↓）

健康なフィールド犬に基本的に服はいらぬという信条だけど、いかにも雪玉がつきそうな毛質と、あとの手入れを短縮したいというフィジカルな理由と、服を着せたら固まりました．．．みたいなことを見聞きしていたので、うっすら淡い期待をして購入したウィンタージャケットだったが。



まったくどうでもいいようだ。

雪に埋まるボール探しが楽しかったのに、深いところで遊びすぎて見つからなくなってしまった。探そうにも、つけたそばから足跡が埋まるような雪でちょっと無理。溶けたら探しにこようね。

呼びの反応がよくなってきて、ロングリードがずっしり重くなってきたあたりで（先週よりだいぶ湿った雪だ）、じゅうぶん遊んだねと帰る。 この頃にはニンゲンたちもびっしょり。

帰り道は多少落ち着いてくれたので助かった。雪国のひとには叱られそうだけど、もう気分は寒立馬だ。

君たち、ぱっと見仲良さそうじゃないか。

でも相変わらず空気のような関係の2頭。雪でルンルンしてても一緒に遊ぶことはなく、お互い勝手に走っていた。

帰ったら耳毛はぐっしょり、足の飾り毛と股間の柔毛には雪玉びっしりで、お湯とドライヤーでせっせとお手入れした。雪玉を見るといつも思い出すのは初代犬のジェル君。フワフワ毛質のフラッフィーなシェルティだったものだから、からだじゅうに雪玉が出来てしまい、歩きにくくて困ってたっけ。当時は80年代、犬服なんてなかった時代でした。

キャスカはすぐ皮膚炎になってしまうので、湿気と汚れはゲンキン。完全乾燥させてから解放したら、やれやれって顔でパタっと寝ました。手入れが長いとイヤだよね。ちょっとずつでも皮膚が丈夫になるといいんだけどなー。

あんな吹雪の中で散歩する酔狂な人はそういまいと思ってたけど、たいよう君（mix）とさくらちゃん（柴）に会った。交通機関の乱れにぱっちりやられて夜遅く帰宅した夫に言ったらあきれてたけど（←雪国出身なので雪が嫌い）、やっぱり雪中散歩は楽しいよね。





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