12.05.2014

肉球ブッスリ、トゲ恐ろし

ぶぅちゃん滞在記、中休み。最近キャスカは台所のベッドがいつにもましてお気に入り。我々がリビングでくつろいでいても、ひとり暗い台所で寝続け、来やしないことも。


「かわいそうなアタシ。冷たい床の上のベッドで寝ているの」
「それもこれも、アタシがブチ娘だからだわ」




最初は何でだろう、暗いところに居たいって具合でも悪いのか?と気を揉んだのですが、ふと気づいた。ベッドの左にあるヒーターが気に入っているのだ。

リビングのクレートもヒーターのそばに置いてあるのだが、こんなに密接はしていない。床やカーペットに直寝は、よほど暑いときにしかしない犬なので、フカフカな寝場所で一番暖かいのがココというわけね。意外とちゃんと考えていたんだねえ、キャスカ (*1)。お尻をさわったら、やたらあったまっていた。

そんなお気に入りの寝場所だが、今日はこんなんなっていた。



もうちょっと近づいてみましょう。




 それ、気持ちいいんですか?



変な格好で寝るのがデフォルトのこもいるけれど、「撫でれ~」要求の時以外はお股パッカンもヘソ天もあまりしないキャスカ。これまた心配性な私は大丈夫かいな...と凝視してしまったのだが単にはみ出ちゃっただけらしかった。暑かったのかしら。


雨模様だったのでクロスステッチもちょいちょいと。クリスマスものにやおら手を出してしまい、鴨さんの方はスピードダウン。しかも2羽目の鴨が茶色の市松模様で色替えに泣きそう。無心に刺すしかありませんな。


んで、刺すと言えばトゲ。

先週トレーニングがあった日にキャスカの歩様がまたおかしくなり、特に寝起きに痛そうにしていたからまた筋でも少し痛めたのかなと様子見していた。でも夜になって夫が帰ってきて夕飯時になった際に、右前脚をあげながら肉を催促。こりゃあなんか肉球プロブレムか?と慌ててチェックしたら、汚れかシミのように見えた黒い部分がなんとトゲの底面(?)だった。

ブッスリと完全に刺さった状態で底面しか肉球の表面に見えていない状態、というか。


手では抜けないので、横から少し押して根本がわずかに浮いたところをピンセットで抜き取った。鉛筆の折れた芯のような固さと形状。これは痛かったろうて...




穴があいたようになっていたので、もういちどしっかり洗い、起きている時だと舐めてしまうので、就寝前にゲンタマイシンを塗っておいた。トレーニングから帰って足を洗って拭いた時には特に痛がらず (*2)、出血もなかったからすっかり見逃してしまっていたのだ。何事もないかのように走り回っていたから、たぶんトレーニングの間に血はできってしまったのだろう。もっと早く気づけず、深く反省。

肉球保護にはいいかなあ?と近頃は足裏のモジャ毛もカットしていないので、ざっと見ただけでは気づかなかった。足裏は皮膚炎気味が続いているので、モジャ毛カットの是非は悩ましいところだ (*3)

1週間経って、傷口は特に腫れも膿みもせずふさがってくれたようなので一安心。数日ほど、爆走も控えたが、もう大丈夫そうね。野原や森で走るならある程度のリスクは覚悟の上。でも、可能な限り怪我なく病気なく、訓練・管理をしっかりやらねばと気を引き締めたのであった。



これは出力50%くらいの流し走りだけど、セターの走る姿は本当に生きる歓びに満ちていて見飽きることがない。このテンションだから、痛みに強くなりすぎてしまうのだね。飼い主の心配は尽きない。

「はやく "OK. Free !"って言ってー」




そういえば、トゲを抜いた時に抱きかかえて前脚を押さえたんだけど、以前なら暴れるか緊張感でガチガチだったキャスカがリラックスして体を預けてくれたのがすごく嬉しかった。こういう経験も、怪我の功名ってやつなのかもしれないね。




====================
*1. そのわりに、ヒーターがOFFの時もここにいるけど。××のひとつ覚えだろうか。
*2. テンションが高い時には、傷が深手だったとしても何も気にしない犬だ。
*3. キャスカの場合、モジャ毛がない方が皮膚炎予防的にはグッド。脂漏症なので湿気と汚れを極力避けると良いのだが、そんな生活では違うところが病んでしまう気がする。ジレンマです。



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4 件のコメント:

  1. コリャコリャ*刺すといえば*って確かに刺すだけんども話が飛び過ぎじゃろて(ぷぷっ
    大きなトゲですがぴったり刺さると見落としてしまいそう。よく気づきましたねぇ。凄い!!キャスカさん痛かったでしょうに。痛みや体の不調よりも猟欲。セターの魅力でもありますがそれ故小さな変化を見落とす事態に繋がる恐れがあるので気をつけなくてはですねぇ。

    モジャ毛。悩ましいですよねぇ。
    私はバリカンツルツル派(そんな派あるかな?)なのです。普段の散歩のみならモジャ毛アリの方がパッドに優しそうなのですが、こちらの山は年中ダニコがおり足裏の間をがぶりとやられます。いくら対策を施しても噛む奴は咬むのでツルツルの方が発見しやすく…嗚呼、悩ましや。

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    1. MAHAっちょさん、コメントありがとうございます☆
      てへへ、我ながらヒドイ文脈。っていうか脈がナイ~。でもステッチ刺してたら思い出したんですよ、そういやトゲの話書いてなかったなーと。

      ほんとですよねえ、、以前ノギ(トゲトゲの草の実みたいなやつ)が刺さっていたんだけど、気がつかずに耳の奥に入ってしまったのを後になってレントゲンで発見(怖い話で失礼)というセターの話をどこかのブログで読んだことがあり、今回ヒヤリとしました。。まさにピッタリ刺さってしまったがゆえなのか、本犬も足を舐めたりすることもなく只痛かったようです。じゅうじゅう気をつけますっ!(涙)

      マハロちゃまはツルツル派なんですね。私も夏の間はダニを恐れてツルぐらいにバリカンかけてたんですが(耳毛と足首の飾り毛も ^^;)、涼しくなってから伸ばしてたんです。モジャるべきかモジャらざるべきか、悩みますなあ~

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  2. こんばんは。ご訪問いただき、ありがとうございました!

    イングリッシュセターだから、イギリス、と思いきや、日本からの引越だったのですね。お疲れさまです。
    それに、とても悲しい過去、、、でもそんなことにも負けず、tomomitさんを愛し愛され、
    強い強い犬の姿に感動するのみです。

    今回のお話、うちの猟犬も足の裏をよく怪我しますよ。そして、夢中になると、そんなことを忘れて無理をするー悪循環になってしまうことが多いです。遊びでも、猟でも、体力以上の力を発揮して、オーバーヒートすることも多い犬種。ホント、飼い主が気をつけていないといけないので、心配尽きませんね。

    ちなみに、前の犬は、エパニョールブルトンとロシアンスパニエルのMIXでした。なので、ぶち犬には愛着があり^^、キャスカさまの姿を見るのが堪らなく嬉しいですーまた過去記事も含めて、お邪魔させていただきます!

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    1. akaさん、いらっしゃいませ! コメントありがとうございます☆
      そうなんです、日本でレスキューされたEセターが海を越えてイギリスに。しかも原産地なのにこちらではほとんどEセターを見かけないのですよ。ガンドッグはラブかワーキングコッカーが主流となっているようで、とても珍しがられます。ポインターも、ジャーマンはちらほらいますがイングリッシュで家庭犬はまだ見たことがありません。

      過去記事も見てくださったのですね。ありがとうございます。ハゲチャビンでしたがフサフサのぶち犬になりました。今を生きる強さ、手前味噌かもですが私もまったく同じように思います。そして、マイちゃんも眩しい!(^^)

      足裏の怪我、やっぱり多いのですね。キャスカと暮らしてまだ2年足らずなので、本能のはじけっぷりやオーバーヒートにオロオロすることも。経験値を積んでいくしかなさそうです。それにしてもブルトンとスパニエルのクロスとは! エネルギーが半端なさそうです。セターは鳥専門バカ(愛をこめて)の印象ですが、彼らは全方位にパワフルな感じがします~ こちらこそ、これからもよろしくお願いします♪

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